「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。<br />なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。<br />滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。<br />圧巻のラストに息を呑む。<br />2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。<br />