2018年本屋大賞2位!著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化!昭和五十五年、春。<br />棋士への夢を断った上条桂介だったが、駒打つ音に誘われて将棋道場に足を踏み入れる。<br />そこで出会ったのは、自身の運命を大きく狂わせる伝説の真剣師・東明重慶だった――。<br />死体遺棄事件の捜査線上に浮かび上がる、桂介と東明の壮絶すぎる歩み。<br />誰が、誰を、なぜ殺したのか。<br />物語は衝撃の結末を迎える! 〈解説〉羽生善治