趙王が得た宝玉「和氏の璧」を、藺相如とともに、大国・秦の手から守り抜いた呂不韋。<br />しかし、その後、病に倒れ、捕らわれて秦の輜重兵として各地を転戦することになったが……。<br />連衡が結ばれては破れゆく乱世に翻弄されながらも、荀子、孟嘗君ら英俊の薫陶を受けて、大きく成長してゆく青年・呂不韋を描く。<br />〔全五巻〕