片隅の人たち
翻訳者はみんな変っていて、それに貧乏だった――。
直木賞受賞作『遠いアメリカ』と同時期を背景に、出版界の片隅でたくましく生きる個性豊かな面々を、憧れに満ちた青年のまなざしからとらえた自伝的連作集。
巻末にエッセイ「二十代の終わりごろ」他一篇を付す。
〈解説〉青山 南【目次】翻訳の名人/若葉町の夕/線路ぎわの住人/四月の雨/初夏のババロワ/黒眼鏡の先生/喫茶店の老人/新しい友人/夜明けの道/引越し/夏の一日 *〔エッセイ〕昔のアパート/二十代の終わりごろ
更新中です。しばらくお待ちください。