新しい生活が始まった。<br />熊本―東京を行き来するあたしを待つのは、愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。<br />ハマる事象、加齢の実状、一人の寂しさ、そして、自由。<br />老いの体感をリアルに刻む最新エッセイ。<br />熱く共感を集めて大好評の『閉経記』『たそがれてゆく子さん』に続く〈伊藤比呂美の今〉