ファウスト 悲劇(第1部・第2部 合本)
不朽の大作を、読売文学賞を受賞した翻訳史上画期的な名訳で贈る。
第一部第二部の合本版。
(第一部)あらゆる知的探究も内心の欲求を満たさないことに絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと魂をかけた契約を結ぶ。
巨匠ゲーテが言葉の深長な象徴力を駆使しつつ自然と人生の深奥に迫った大作。
訳者による解説「一つの読み方」を付す。
〈巻末エッセイ〉河盛好蔵・福田宏年(第二部)無垢な少女グレートヒェンを悲運のどん底に落とし心身ともに疲れきったファウストは、しかし「最高の生き方をめざして絶えず努力をつづけよう」と決意する。
第一部の執筆後、二十年以上の休止を挟み、死の前年に完成に至った壮大な戯曲の第二部。
〈巻末エッセイ〉中村光夫
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