プール葬
灰は灰に、塵は塵に、猫はプールに。
100万回より、もっと生きるかもしれない猫たちの物語。
主人公の僕は猫屋敷の神様でもあるプール管理員。
ある朝、プールが誰かに汚されていることに気づき、犯人を突き止めようとする。
登場してくるのは、ありふれて死ぬ野良猫たちとプールを夢見る一匹の白猫。
3万人の悪魔に怯える引きこもり青年。
恋人を自分の居場所にしていたストーカー女。
無限の神の定理で悟りをひらいた放浪老人。
その神たちがタイプライターを永遠に打ち続ける限り、猫たちも僕も無限の回数よみがえるのかもしれない。
更新中です。しばらくお待ちください。