胸には警察手帳、手には高座扇!? 噺家に憧れ弟子入り志願までした過去を持つ平林定吉も、いまや神楽坂署のベテラン刑事。<br />落語界の隠れた名探偵・八代目林家正蔵、食欲と腕っ節なら自信ありの新人刑事・三崎優子とともに、街の事件を解決する。<br />パワフルで懐かしい昭和五〇年代の東京を舞台に、落語愛あふれる警察小説が誕生。<br />〈解説〉谷原秋桜子