濡れた唇 ?ヴァンパイア子爵のとろけるデザート?
他人の‘心の声’が聞こえてしまうリリスは、その不思議な能力故に幼いころから両親に疎まれ、固く心を閉ざして声を出すのをやめてしまった。
そんなリリスを不憫に想う祖母は、リリスを連れて旧知の医師の元を訪ねる。
そこでリリスが出逢ったのは氷のような美貌を持つ若き子爵・ファビアンだった。
医師のエリックの治療方針で、リリスはファビアンの湖畔の屋敷に預けられ療養することに。
エリックからは治療を、ファビアンからは淑女教育を受けながら、リリスは美しいレディへと成長してゆく。
そして十八歳になったある日、リリスはエリックから妻にしたいと申し出られる。
しかしずっとファビアンだけを見つめてきたリリスは……。
著者紹介アドウマドカ夏は断捨離、冬は模様替え、常に家の中をごそごそやっている片づけオタク。
がらんとした部屋で読書三昧、映画三昧するのが夢。
原稿は早朝派、かたわらにはアイスコーヒー。
代表作:『堕ちた令嬢』『愛と生け贄の森』
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