殿下! その秘密(女装)、全力でお支えします 〜氷の王子に愛されて〜
背が高くスレンダーでクール系のメアは、おしゃれや化粧に余念がない。
あれは6年ほど前、社交界デビューの日。
かわいいだけで自分とは不釣り合いなドレスを着せられたメアは、人々が自分を見て陰で笑われ、社交界で大恥をかいた。
それ以来、メアは自分に似合うものを追究している。
今や親友から舞踏会のコーディネイトを頼られる一方で、かつての自分を知る人々からあまりの変わりように『魔女』と呼ばれるほど。
運命の出会いを夢見て思い切って参加してみた舞踏会だったが、心ない人々の噂話にメアは意気消沈気味。
やがて主宰者でもある王子・アーストが登場。
これまで挨拶を交わしたこともなかったアーストだったが、一瞬目が合った……? 気をとられていると、純朴そうな青年からダンスに誘われる。
初めての経験に応じたものの、ステップが合わず派手に転んでしまい、結局恥をかくはめに。
逃げるように外廊下に出たメアに声をかけてきたのは……アースト殿下!?
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