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小国の天然王女がまちがって召喚したのは、竜騎士団を率いる隣国の王子でした

大陸南端のマイスタンタン王国は、人口も少なく、外交もほとんどない、平和だが貧しい小国である。
昨年の火山の大噴火で国王はじめ多くの重臣を失い、急遽王位を継いだのは、まだ7歳のクレドール。
どこかの国と同盟を結ばない限り、とても生き延びていけない。
だが、弱小国の幼すぎる王に嫁いでくる姫はなかなか見つからない。
そんな王と王国のために名乗り出たのは、クレドールの姉でまもなく18歳を迎えようとするルキア王女だった。
だが結婚適齢期のルキア王女の見合い話も難航。
いっそよその国に頼らず、特産品や観光資源で国を富ませることができないか思案しはじめたルキアは、ある日王立図書館で古い魔導書を発見。
どうやら昔の王族は、魔法が使えたらしい。
魔導書に従って試すうちに、ルキアは召喚の術が使えるように。
そして何度目かの呪文を唱えると……降ってきたのは、ドラゴンと傷だらけの美青年!?




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