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その笑顔は反則です! 〜こじらせ女子の乙女心は、ウブな上司はわからない〜

小さいころからの文房具好きが高じて、大手文房具メーカーのティンテに就職した私こと大上凪子。
希望通り営業部に配属されて3年。
憧れの上司・宇佐美さんを目標にがんばってきた甲斐あって、今はそれなりに評価してもらえるようになった。
そんなある日、会社の飲み会のあとに酔った勢いで宇佐美さんと一夜を過ごすことに。
週明けからはまた上司と部下に戻るのだと自分に言い聞かせ、好きな気持ちを必死に抑えて、大人の関係と割りきって接しているのに、当の宇佐美さんは挙動不審。
それじゃ、バレちゃうでしょ? ほどなく食事に誘われ、「今夜ももしかしたら……」という密かな期待は裏切られ、何事もなく寂しさを抱えながら家路につく。
ほら、やっぱり宇佐美さんは、私のことなんか何とも思ってない。
なのに同期の及川くんと飲みにいけば、今度は嫉妬全開--って、宇佐美さん、どういうつもり?




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