海と、約束と、年下の男の子。 再会した年下幼馴染の一途な愛に溶かされて
「僕、すぐに大人になる。
英語ペラペラで、背が高くて、かっこいい大人になる。
そしたら、環奈ちゃんのことを迎えに来るから」--東京でOLとして働く二十八歳の狭山環奈は、法事で実家に帰省した際、自分がまだ高校生だった頃の遠い夏の日、近所に住む綺麗な男の子、龍ちゃんに海で言われた言葉をふと思い返していた。
やがて法事を終え、駅のホームで新幹線を待っていた環奈は、ラムネの入ったペットボトルのふたを開けた時、前に並んでいた男性のスーツを濡らしてしまう。
あわてて男性に謝る環奈だったが、よく見ると彼に見覚えがあることに気づく……。
「僕、……大人になったよ」六歳年下の龍ちゃん--望月龍之介は誰もが見惚れる魅力的な男性になって、十年振りに環奈の目の前に現れたのだった……!!
更新中です。しばらくお待ちください。