首都直下地震<震度7>
「東京大空襲どころじゃない。
やられている範囲が桁外れだ!」 深夜の震源地を飛ぶ偵察機の搭乗員が叫んだ。
眼下の火災は旋風となって急速に燃え広がり、上空では火柱が1本と化して周囲の空間を焼き尽くしている――。
平成XX年2月冬、東京湾北部を震源とするマグニチュード8.1<震度7強>の猛烈な地震が首都東京を直撃した。
耐震性が高いとされた住宅・マンションが倒壊し、道路を塞ぐ大量の自動車事故が導火線となって、炎は際限なく広がっていく。
都心では大量の帰宅困難者が発生し、脱出を試みる避難民が次々と炎に飲み込まれる。
死者15万人、行方不明者10万人、死傷者の合計は100万人。
今まさに時を超えて、関東大震災と同じかそれ以上の災禍が繰り返されようとしている。
本書は、政府の予想数字を遥かに上回る、未曾有の大震災をシュミレートした衝撃の近未来ノベル。
東京はこの衝撃<インパクト>に耐えられるか!?。
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