インフォドラッグ 子どもの脳をあやつる情報
私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する‘情報’によって、大きな影響を受けている。
薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、‘情報’によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。
本書では、このような脳と心をあやつる‘情報’を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。
テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。
親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。
なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときに匹敵するからである。
脳は二十歳ごろまでかかって形成される。
未成年にとっては、テレビやゲームの暴力・レイプ・殺人シーンは、覚せい剤・コカイン・マリファナと同じだけの注意が必要である。
ゲーム依存やネット依存――子どもたちをこの現代病から守らねばならない。
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