葉隠の人生訓
武士の精神規範の書として読み継がれる『葉隠』。
佐賀鍋島藩に仕えた山本常朝が武士道における覚悟を説き、山本常朝が伝えたこの修養の書は、いわゆる‘佐賀っぽ’といわれる質実剛健で気の荒い鍋島武士のエピソードが満載されている。
そのため、「武士道とは死ぬことと見つけたり」に象徴させる‘仇討ち’や‘切腹’あるいは‘喧嘩’などの話が多い。
本書は、そのなかでとくに現代の世の中にも多く通じるビジネスマンの処世の知恵を選び出し、山本常朝と田代陣基の対話から明らかにする。
目次より◎山本常朝と田代陣基の出会い◎常朝、半生を語る◎鍋島家の家風◎武士らしさとは◎常朝、忠誠を説く◎君臣の道◎武士の意地不透明な時代を生き抜く叡智! 志なかばで失意のうちにある山本常朝。
失脚して藩の要職から去った田代陣基。
二人の対話から浮かび上がる組織における人間関係の要諦、日常の心構えとは何か。
ビジネスマン必読の歴史小説である。
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