愛と義と智謀の人 直江兼続
主君・領民に「愛」と「義」を貫いた知勇兼備の戦国武将・直江兼続。
上杉謙信に愛され、上杉景勝の名補佐役として徳川家康から最も恐れられた「北国の守護神」の生涯とその魅力を描きあげる。
歴史上の人物は多面的であると同時に、時代によって評価がちがう。
新しい時代状況に生きる人びとによって、「その人物の見方(評価)」が変わるからである。
ある時期に褒められた人が貶され、貶されていた人が褒められる。
そういう中で直江兼続だけはあまり変化がない。
なぜ評価が変わらないのか――その秘密の一端を、わたし自身がいままでと角度を変えて検証してみた。
直江兼続はそういう追及を受けとめ得る、底の深い器量をもあわせもっている。
(「はじめに」より)【主な内容】「愛」を信条とする/王道政治と覇道政治/謙信死亡時の秘策/景虎の最期/中央官僚の冷酷さを知る/名門上杉家の命運/豊臣の姓をもらう/直江状/「愛」の理念は鷹山に引き継がれる
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