奇跡の母子犬
宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。
2007年2月、住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が管理所に捕獲されました。
管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと殺処分されます。
生きて出られる確率はわずか10%……。
親子で来た場合、ほとんどの母犬が周りの犬や緊迫した状況に驚き、子犬の面倒を見なくなるのですが、この母犬は違っていました。
子犬を守ろうと必死で人間を威嚇し続けるのです。
長年犬を捕獲し続けている職員さんも、この母犬の姿に驚くと同時に、子への愛情に心を打たれます。
なんとかしたいと思った職員さんは、自分の担当月のぎりぎりの日まで期限を延期しようと決めました……。
必死に子犬を守ろうとする母犬、生き抜いてほしいと願い続けた管理所職員さん、その姿を記録し「命」の大切さを訴えかける私――3つの思いが生んだ奇跡の物語。
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