理想をいだいて高校に進学したが、重苦しい大学入試という壁につき当る。<br />初恋し、友情に泣き、ほんぽうな生活を送るが、現実はきびしい。<br />失恋し、親友に裏切られ、入試に失敗。<br />泣き虫で、自殺までしようとする。<br />この中に出てくる人々は僕や僕の友人の身代りであると同時に、誰もが通過する十代の悩みである、と著者は語る。<br />希望も夢もふっとび、ただ切なく苦しい。<br />体験を通じて語る放浪記。<br />悩める若者たちが夢中で読んだ名シリーズを電子版として復刊。<br />