青春論
‘今までの歴史で、現代人が最も退屈していたわけではない。
しかし今まで、現代人ほど退屈することを恐怖した人々はいなかった。
学生生活に退屈して社会人になる。
めさきがかわっておもしろいのはほんのつかのま、やがて会社にも退屈してくる。
退屈してきて生活に変化をつけたくなって結婚する。
新婚のとろけるような甘さもつかのま、倦怠期がやってくる。
たえず退屈からのがれようとしている。
しかし退屈からのがれようとして、一生のがれることができないでいるのが、現代人の姿であろう。
この本が人生の退屈を脱出するための助けになるとすれば幸いです。
’(「あとがき」より抜粋)青春について、女性について、愛について、若い世代にぶっつける体当たり青春論。
悩める若者たちが夢中で読んだ名シリーズを電子版として復刊。
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