[新訳]武道初心集 いにしえの教えに学ぶ組織人の心得
戦国時代が幕を閉じ、到来した平穏な時代に生きる武士たちに、「いま」を有意義に生きるための処世術(心得)を説いた武士道書が本書である。
武士道書というと、「武士道というは、死ぬ事と見付けたり」など、過激な言葉が充満する『葉隠』が有名だが、本書は現代ビジネスマンの心得にも通じる「サムライの生き方」を、説いている。
「死」という極限状況を背にした武士たちが、江戸という新しい時代を生き抜くためのシビアな処世の書といえる。
サムライ社会の生存競争を生き抜く知恵が学びとれるように平易に訳し、武士としての根本的な生き方や心構えを、現代人の目線で解説を加えた。
サムライ社会=ビジネス社会の「生存競争」のあり様を学び取る書である。
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