なぜ私はここに「いる」のか 結婚・家族・国家の意味
「個の自由」が大手を振るう現代社会。
愛のかたちは多様化し、家族のしがらみは否定される。
それでも私たちはつながりを求める。
たとえ嫉妬や憎悪が渦巻こうとも、この不安な「私」は他者との身体的・情緒的な関係なくしては保てない。
だからこそ人は言葉を交わし、心を通わせることで、世界と深くかかわっていこうとするのだ。
事実婚、夫婦別姓などの動きを視野に入れながら、個人および社会にとっての結婚・家族、その延長にある国家というまとまりの意義を問い直す。
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