ハーフはなぜ才能を発揮するのか 多文化多人種時代ニッポンの未来
芸能人をはじめスポーツ選手やキャスターなど、ハーフ(ミックス)の活躍ぶりを目にする機会が増えた。
現在、日本では新生児の約30人に1人が「両親のどちらかが外国人」だという。
彼らの素顔やアイデンティティとは? 二つの異なる文化をどのように吸収したのか? また、欧米系とアジア系では、どのような意識の違いが見られるのか? 本書では、20?30代のハーフを多数取材しながら、若い世代の目線でグローバル社会の生き方を問う。
彼らは、複数の言語を体得できる環境にあるため、活躍の場も広げやすい。
その一方で、ハーフはいわれなき差別も受けている。
さらに、青年期には自己アイデンティティの確立に悩む経験も持っている。
そのことが精神的に成長する要因にもなっているようだ。
著者は、ハーフの家族観、教育観、日本観などを取材しながら、「トランス・ヒューマンな生き方」を提唱する。
真の国際人となるために、示唆に富んだノンフィクションである。
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