男なら、ひとり旅。
しがらみから離れて、気ままに心の放浪へ。
夫婦水いらず、一家団欒、気のおけない仲間。
誰かとする旅行は楽しい。
だが、本書で語られるのは「男のひとり旅」である。
日常のしがらみや仕事のごたごたから解放されたい。
わずらわしいことをしばし忘れたい。
そして時には家族からも自由になりたい。
――そんな願望を抱える人のための本である。
どこか遠くへ行きたいと思ったなら、もう旅は始まっている。
パックツアーは避け、自分なりのテーマに沿って行き先を決める。
自然を求め、季節をたずね、気楽に気ままに、自分だけのために。
贅沢をするわけではない。
青春時代のような冒険もない。
不便なことや寂しくなることも。
でも、やっぱりまた行きたくなる。
それが、酸いも甘いも噛み分けた大人だけに許された醍醐味なのだ。
若者にはわからない愉しみへ読者を誘う。
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