新しい日米同盟 親米ナショナリズムへの戦略
日本はいつまでアメリカの被保護国でいるのか。
戦後一貫したアメリカの「ウィーク・ジャパン」政策のもと、憲法九条の矛盾や、安保条約が持つ片務性への改正は手つかずのままであった。
それは日本側にも問題があった。
保守本流の軍事アレルギーや、吉田ドクトリンに固執する体質を改善できなかったことである。
しかし今、風向きは変わった。
ブッシュ政権は「強い日本」を求めはじめている。
対日政策の報告書「アーミテージレポート」でもアジア有事を想定し、日本の防衛力強化を促している。
本書では、真の日米同盟を確立するための条件を明らかにし、日本が「普通の民主主義国家」となる道筋を照らしている。
そのためにも、まずアメリカという国家の気質を理解しなければならない。
「好戦的尚武の国」「ユニテラリズム」等々。
さらに、戦後ドイツがいかに再軍備を実現させていったについても検証している。
小泉政権における日米外交の方向性を示した必読の書。
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