妖怪 いじわるひょうしき
「こんやはカレー! カレー、ライス!」。
おなかがペコペコのひでくんは大好物のカレーライスを食べるため、急いでうちへ向かっています。
そこへ、ひょっこり、ひょうしきが顔をだし、近道を教えてくれました。
「わーい たすかった、どうもありがとう」と言って、ひでくんはその近道をすすんでいきます。
ところが、この近道はただの近道ではなかったのです……! 「どうぶつ注意」のひょうしきから、動物が飛び出して来たり、話のながいひょうしきがいたり、ふみきりがとおせんぼして邪魔をしたり……。
こんなことではいつまでたってもうちへ帰れない、と思ったひでくんは、近道をやめて、もとの道へ戻ろうとしますが、巨大なひょうしき妖怪が、ひでくんを地下室へ閉じ込めてしまいます! ひょうしきたちのイジワルから抜け出し、ひでくんは無事カレーライスにたどり着けるのでしょうか? 一度読んだら止まらなくなってしまうような、素敵な幼年童話です。
更新中です。しばらくお待ちください。