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小説 葉隠

「武士道とは死ぬこととみつけたり」。
この言葉を知らぬ日本人はいまい。
しかし、この言葉の出所である『葉隠』が、どのようにして完成されたか、その事情を知る人となると、数はぐっと減るのではないだろうか。
『葉隠』は、鍋島藩の二人の武士によって書かれたものである。
正確に言えば、志なかばで失意のうちにある山本常朝に、失脚して藩の要職から去った田代陣基が質問をし、そのやり取りを筆記したものなのである。
冒頭の一文のみがあまりに広く世に知れ渡っているが、『葉隠』は全十一巻に及ぶ大作。
しかも、内容は武士がどう生きるかをまとめたものというより、本書の著者は「組織における人間関係の心得」「日常生活の心構え」などを記したものと言ったほうがよいという。
したがって本書も読者対象をビジネスマンにおき、現代社会にも通じる、「不透明な時代を生きる叡智」の書として読んでほしいという。
きっと新しい『葉隠』観を発見するだろう。




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