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「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

従来、‘組織の敗因’を説明するのによく使われてきたのが、「リーダーに問題あり」とするリーダー原因説であった。
戦国時代で言えば、戦国大名個人の問題と断じてきたのである。
それは一面の真実なのだが、では世に名将と謳われた者、圧倒的な権威者、有能な二世、将来を嘱望された重臣など、本来「敗れるはずのなかった者」が敗れたのは一体、なぜなのだろうか? 本書は、強大な戦国大名の‘政治力’が失われていく過程を考察し、現代にも通じるリーダーが犯しがちな失敗の教訓を導き出す。
「武田勝頼の致命傷」「足利義昭のしぶとい首」「織田家臣団の有能ゆえの危険な未来」「柴田勝家が秀吉に勝ったかもしれない可能性」「自前の勢力をつくれなかった石田三成」「『重心』に参加できなかった小国の悲しい運命」「なぜ秀頼は豊臣家を守れなかったのか?」など、彼らが激動の時代に滅亡の道を歩み、天下を取れなかった理由がここにある!




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