大手電機メーカーをある事情で退職したエンジニア・野口陽子は、存続が危ぶまれる東北の三流大学に非常勤講師として招かれた。<br />彼女に課せられた使命は「ソーラーカー」を作り、レースに出て大学の知名度を上げること。<br />しかし集まった学生は落ちこぼればかりで資金も技術も足りない。<br />一流大学や大企業チームとの圧倒的実力差、そして震災……。<br />あらゆる逆境を跳ね返すべく、彼女たちの挑戦が始まった。<br />