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「幕末維新」の不都合な真実

幕末維新のターニングポイントとなった「江戸城無血開城」。
江戸の都市を壊滅から救い、日本の内乱を最小限に抑えた大英断は、今も‘美談’として高く評価されるが、果たして本当だろうか? 実は、新政府軍が幕府軍を打ち破った鳥羽・伏見の戦い後も、江戸城の無血開城後も情勢は混沌――。
どちらに‘勝利の女神’がほほ笑むかは分からなかった。
なぜなら、徳川家の猛烈な巻き返しに遭った新政府側は、「江戸城を徳川家に返還する」ことまで覚悟したからである。
本書は、「江戸城無血開城」の立役者である西郷隆盛と勝海舟に注目し、江戸の攻防戦に秘められた‘不都合な真実’の数々を描き出す。
そして、「彰義隊の戦い」こそが天下分け目の決戦だったのであり、「新政府側が勝つべくして勝ち、徳川方が負けるべくして負けた」という幕末維新の定説をも覆していく。
新時代をめぐる、逆転に次ぐ大逆転! 本当に追い詰められたのは、新政府だった!?




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