しろおうさまとくろおうさま
白の国に住んでいるしろおうさまは、黒いものが大嫌い。
黒の国に住んでいるくろおうさまは、白いものが大嫌い。
2つのお城の間には、灰色の森が広がっていて、しろおうさまもくろおうさまも、その森に入ろうとしませんでした。
そこへ、赤、青、黄色、緑、紫、茶色の服を着たこびとたちがやってきました。
さみしい灰色の森に、色をつけてあげようというのです。
緑のこびとは、カエルやヘビに緑色を。
赤のこびとは、リンゴやニワトリのトサカに赤色を。
青のこびとは、池や花に青色を。
茶色のこびとは、鳥や木に茶色を塗っていきました。
そして、とうとう白の国にも黒の国にもやってきて、全てに色をつけてしまいました。
自分の国に、色をつけられた、しろおうさまとくろおうさまは怒りますが、森の真ん中で2人が出会うと……!? 静かな灰色の世界が、鮮やかでカラフルな世界へと変化する様子が美しい絵本。
子どもの色彩感覚を刺激します。
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