タツノオトシゴ
ほとんどが青一色で描かれた絵本です。
青の濃さの変化のみで、幻想的な海の世界を描いています。
その世界の中を、タツノオトシゴがさまよい、はばたいたり、隠れたり、自由気ままに楽しんでいます。
そっとお花の蜜をすってみたり、泡にしてふいてみたりしてみると、いろいろな海の仲間が集まってきます。
そのあと、ぼんやり空を見ていると、どしゃぶりの雨が降ってきてずぶぬれに。
だけど気にする様子もなくのんびり乾かしています。
すると、つるりっと落っこちて……タツノオトシゴはどこへいくのでしょうか? 本文はとてもリズミカルに読めて、独特な空気感があります。
ゆったりとした世界がほっとした気持ちにさせてくれる一冊。
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