読む麻薬 「現代の悪魔」の歴史と恐ろしさがわかる本
麻薬は、戦争が生み出した「副産物」だった。
使われ始めたのは、何と新石器時代ごろから。
戦いで傷ついた兵士の、傷の痛みを癒すために使われ始めたのだ。
アレクサンダー大王の遠征などによって、戦争の広がりとともに、麻薬も世界に拡散していった。
そして、そのうち、戦争から帰った兵士たちが、別の目的で使い始めた。
それが、アヘン禍を招いた。
科学が進歩することにより、より強い薬が開発される。
そして……。
本書では、麻薬禍拡大の歴史を、エピソードでたどりながら、「現代の悪魔」と化した麻薬の本当の恐ろしさについて、正しい知識をわかりやすく説き明かす。
「知らないで」「軽い気持ちで」地獄に落ちないために、現代人必読の一冊である。
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