ぼくたちのサマー
健吾は、親友の勇太がいじめられるきっかけを作ってしまった。
謝って仲直りしたいものの、なかなかそのタイミングをつかめないでいた。
そんなある日、健吾は老人ホーム「ひまわり園」の園長である大崎さんとその息子の彦左に出会う。
その二人に連れられて、健吾は動物愛護センターへ犬を引き取りに行くことになった。
その犬は、昔、健吾が捨てた柴犬「サマー」にそっくりだった。
「サマー」と過ごす日々の中で、健吾は「命」について考え、勇太のためにある行動をしようと決断する……。
「遠くから見ると、全部が一つの色に染まった畑なのに、近くで見ると、いくつもの色があった。
(中略)あれも、これも、それも、少しずつちがった花が集まって、全体として大きなひまわり畑をつくっているんだ……」。
ひまわり畑のある老人ホームを舞台に、柴犬「サマー」と過ごす夏。
夏の香りがいっぱいつまった、命と友情の感動のヒューマンストーリー。
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