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徳川家康 逃げて、堪えて、天下を盗る

七十年にわたる複雑な事績が、史料を踏まえてこれだけの長さの小説に集約されたのはめずらしく、なみなみならぬ労作といえよう――寺田博(文芸評論家、解説より) 徳川家康は、言わずと知れた戦国時代の最終勝者。
しかしその生涯は、実は負け通しであった。
武田信玄の術中にはまって三方原で大敗、盟友・信長には息子・信康を弑するよう命じられて従い、秀吉には局地戦で勝ちながらも、卓越した外交手腕の前に膝を屈した。
なぜ、かような男が天下人となりえたのか。
そして、この男の本音とは――。
独白体で家康の秘められた胸中に迫る歴史長編。
『家康』を改題。
(以下、本文より抜粋)周知のとおり、某(それがし)は数えきれないほどの戦さもした。
そのほとんどすべてに勝ったように見えるかもしれぬがのう、じつは負け戦さのほうが多いんじゃ。
(中略)負けて逃げて、負けて逃げて……そのくりかえしじゃよ。
じゃがな、某は逃げるたびに大きゅうなった。
ひとまわりも、ふたまわりものう。




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