車いす犬ラッキー(毎日新聞出版) 捨てられた命と生きる
大宅賞作家の書き下ろしノンフィクション。
鹿児島県・徳之島で車いすの犬「ラッキー」の介護をしながら暮らす一人の初老の男性を主人公に、伝統や自然、人間模様を織り交ぜながら、犬と人の心あたたまる交流を描く。
殺処分寸前の犬をひきとり、不慮の事故のため下肢不随になっても飼い続ける姿は島の名物となっている。
これまでペットに縁のなかった男が、不遇な犬を飼うことによって、筋金入りの愛犬家になっていく。
日本では年間20万匹以上の犬猫が殺処分されており、この問題への関心はいまだに高い。
無名の人々のドラマを通じて、伴侶としてともに生きる大切さを訴える、「ドリームボックス」に続く‘命の讃歌’。
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