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がたぴしくん

町で一番古いバスのがたぴしくんは、町のみんなをのせて走ることが大好きです。
ところがある日、がたぴしくんは道の途中で止まってしまいました。
修理工場に運ばれたがたぴしくんでしたが、エンジンはとうとうなおりませんでした。
二度と走れなくなってしまったがたぴしくん。
町が見渡せるすてきな広場に置かれ、子どもたちの遊び場となりました。
それでも、がたぴしくんは走っている車たちを見るたびに、もう一度走りたいと思うのでした。
そんなある満月の夜、がたぴしくんは泣いている迷子のきつねを見つけました。
みんなを探してあげたいけれど、走れないがたぴしくんにはどうすることもできません。
そのとき、月の光ががたぴしくんに降りそそぎました。
そしてがたぴしくんのエンジンが動き出し、ついに走りだすことができたのです。
年をとって走れなくなったバスが、ふしぎな満月の力によって再び走る姿を描いた、心温まるお話です。




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