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ありがとうの道

ひだまりの森に、春と秋、1年に2回、花を咲かせるふしぎな桜の木がありました。
そこには、ヤマネのきょうだいがすんでいました。
ある日、目を覚ますと、外は嵐で大変なことになっていました。
ヤマネのすみかである桜の木は倒され、いかだのように流されていきます。
ふだんなら、皆から怖がられる存在であるオオカミも、ノウサギとともに流れゆく桜のいかだに飛び乗りました。
リスやキツネ、アライグマたちも、次々に飛び乗りました。
嵐が過ぎ去ったあと、そこには息を引き取った桜の木が横たわっていました。
桜は、枝を切ってそれを地面に植えれば、新しい木を増やすことができます。
森に詳しいキツツキのじっちゃんは、そのことを生き残った動物たちに話し、みんなは枝を地面に植え始めました。
桜の子どもの枝は、野原にきれいに植えられて、1本の道のようになりました。
ヤマネたちが朝起きたところ、そこには……。
心があたたかくなるお話。




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