ヘビのレストラン
森の中でヘビがレストランを開きました。
でも、ヘビには手がないので料理ができません。
最初にやってきたお客は、くいしんぼうのブタでした。
「わたしの店では、お客さまに料理をつくってもらいます」とヘビが言うと、ブタは帰ろうとしました。
ところが、「教えるとおりにつくれば、とびきりおいしい料理が食べられますよ」とヘビに言われて、ブタは料理をすることにしました。
はじめに、野菜が入ったかごを頭にのせて、「犬のおまわりさん」を歌いながらおどってくださいと言われました。
ブタは言われたとおりに歌っておどりますが、大きな声でもっとニコニコわらってと、注文ばかりなのでブタは怒りだしました。
するとヘビが、「ほっぺたがおちるほどおいしい料理が食べたくないのですか?」と言うので、もう一度やり直しました。
ヘビはそれからも、逆立ちしながら変なおまじないをかけてなど、おかしなことばかりさせます。
クスっと笑えるユーモア絵本。
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