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黒田長政 関ヶ原で家康に勝利をもたらした勇将

戦国屈指の名軍師・黒田官兵衛の嫡男に生まれた黒田長政――。
幼少時は信長のもとで人質となり、危く処刑されるところを父のライバルである竹中半兵衛の機転で命を救われた。
その後、長政は秀吉の「毛利征討」で初陣を迎える。
外交・軍略で辣腕を振るうが、決して最前線には立たない巨大な父の存在に反発を覚えて、長政は戦場での「鑓働き」に頑固にこだわった。
だが、天下人の秀吉も畏怖した官兵衛の「智謀の才」は、確実に長政にも受け継がれていたのである――。
秀吉の死後、石田三成と激しく対立した長政は、豊臣体制で冷遇されていたこともあり、次の天下人を家康と見込んで関ヶ原では東軍に味方する。
長政は、福島正則など豊臣恩顧の大名を東軍に繋ぎ止め、また小早川秀秋をはじめとする西軍の切り崩し工作にも縦横無尽の活躍を見せ、東軍勝利の立役者となる。
家康から「一番の功労者」と讃えられ、筑前52万石の大大名となった勇将の生涯を描く!




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