しんぶんのタバー
イスーン国の王さまは、イスが大好きで色々なイスを集めています。
ある日、もっといいイスを集めたいと思った王様は、一番いいイスを決める「いいイスコンテスト」を開催することにしました。
その知らせを見たイスたちは、我こそは、とお城を目指しました。
同じように、コンテストに参加したくなったのは、おばあさんに新聞を束ねてしばってもらった「しんぶんのタバー」です。
他のイスと同じように、お城を目指しますが、途中、他のイスたちに「きみは、イスではない。
ただのゴミだろう」と言われてしまいます。
それでも、タバーは前に進み、途中、あしが折れたゆりイスや、バネが飛び出たソファーに出会うと、励ましたり、自分の新聞やひもを使ったりして助けました。
お城の人を呼ぼうと急いだタバーは、到着すると同時に力尽きてしまいますが……!? 自分のことだけでなく、他人を助けようと行動できる思いやりが感じられる、心温まる幼年童話。
更新中です。しばらくお待ちください。