「光秀はただの人じゃ、所詮、ただの人じゃ」とつぶやく信長と、「信長様は、過去の功績も人事の情もお感じにならないらしい。<br />人を金銭道具と同様に、ただその日その時の役立ちだけで見られるお方なのだ」と嘆く光秀。<br />摩訶不思議な人間の心情が交互に錯綜し、ストーリーはいよいよクライマックスへ……。<br />主を倒せば、はたして天下がとれるのか。<br />永遠の課題の答えは史実のなかにある。<br />