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山本五十六と山口多聞 名将二人の生き方、戦い方

太平洋戦争のターニングポイントとなった真珠湾奇襲とミッドウェー海戦――。
この天王山の戦いは、連合艦隊司令長官・山本五十六と、その後継者と目された山口多聞少将を抜きにしては語れない。
両者とも武士の家系を引き継ぎ、山本はハーバード大学、山口はプリンストン大学に米国留学した経験をもつなど、共通点が多い。
また駐米武官を務めたところも同じで、日本海軍きっての知米派であり国際派であった。
山本も山口もアメリカの真の実力をよく知っており、日米の戦争には一貫して反対していたのだった。
しかし一旦、国家が開戦を決断した以上、海軍軍人である二人は死力を尽くして米軍と戦い、当初から不利と思われていた戦いを善戦へと導いた。
山口はミッドウェー海戦で米艦隊に一矢を報いて海に沈み、山本はブーゲンビル島上空で米機に撃墜され、無念の戦死を遂げる――。
日本海軍が誇る名将二人の激闘の生涯を描いた力作長編小説。




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