きらわれものの こがらしぼうや
北の国から、風の子のこがらしぼうやが、大きなうちわをかついで飛んできました。
しかし、こがらしぼうやが地上におりていくと、野ネズミたちもアカリスたちもみんな逃げてしまいます。
こがらしぼうやには、なぜみんないなくなるのか、わかりません。
こがらしぼうやは、洞窟をみつけ、そこで休むことにしましたが、そこには、じょろうグモばあさん、大ガマガエル、トカゲ、ゲジゲジ、ミミズ、ムカデ、ナメクジなど、森のきらわれものたちが住んでいました。
こがらしぼうやは自分自身も、まぎれもなくきらわれものの一員であることがわかり、悲しくなります。
翌朝、子ネズミが行方不明になったので助けてほしいと、野ネズミ母さんがこがらしぼうやのところにやってきました。
こがらしぼうやは一人の力では無理だと悟ると、洞窟の仲間に力を貸してほしいと呼びかけます。
すると……。
心あたたまる幼年童話。
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