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涙のあとに、微笑みを 菓子店「ほほえみ」・光り子の物語

幸道光り子。
1973年、尼崎の長屋「さつき文化」で生まれる。
幼なじみで母子家庭に育った江口明、作家志望で繊細な西条司、父親が「京野不動産」社長である京野麗奈らとともに青春時代を過ごした彼女は、貧しい家庭で生まれ育ったため、堅実に生計を立てられる銀行員を目指していた。
そんな光り子に転機が訪れる。
きっかけとなったのは、1995年のあの大地震だった――。
月刊『PHP』連載時、どんな人の人生にも起こりえる苦しみ、辛さを前向きに乗り越えていく光り子の姿に、たくさんの読者の方から応援の声をいただいた長編小説。
浄土真宗のお坊さん兼作家の最高傑作です。
猫の「3号」の存在と、「仏説阿弥陀経」の次の言葉が、強く印象に残る小説です。
「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光(しょうしきしょうこう おうしきおうこう しゃくしきしゃっこう びゃくしきびゃっこう)」解釈:老人も、若者も、男性も、女性も、裕福な人も、貧しい人も、すべては光り輝く。




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