ちびうそくん
ちびうそくんは元気なかわうそです。
ちびうそくんが町にでかけると、歩いている女の子が、「ママ見て、かわいい」といいました。
自分のことだと思ったちびうそくんは、精一杯かわいい顔をしてみました。
ところが女の子は、ちびうそくんを通りすぎてパンダの看板にだきつきました。
ちびうそくんはがっかりです。
すると今度はパンダの歌がきこえてきました。
そして、お店にはパンダの本やパンダのパンまで並んでいます。
ちびうそくんは、パンダみたいな人気者になりたいと思いました。
ちびうそくんが町から帰ってくると、友達のかものはしのかものくんが、元気がない理由を聞きました。
「パンダの歌はあるけど、かわうその歌なんてひとつもないよ」と、ちびうそくんがいうと、かものくんはちびうそくんを池につれていきました。
すると、池のなまずたちが、かわうその歌をうたってくれたのです。
ちびうそくんとかものくんの心あたたまる友情を描いた一冊。
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