ペンギンのバタフライ
多くの書店員が絶賛。
感動の連作短編集。
昔好きだったミュージシャンの車が事故を起こし、妻を亡くした佳祐は、時間を遡ることができるという坂道を自転車で逆走するのだが……(「さかさまさか」)。
名前をもらってくれませんか――台風の夜、妻の出産のために訪れた病院で話しかけてきたのは、幼い時に死別した父親だった(「バオバブの夜」)。
「ぼくね、きみの生まれ変わり」と白髭の太った老人から言われて……(「ふりだしにすすむ」)。
誰もがやり直したい過去を持つ。
そんな人に贈る、’時間’をテーマに紡がれた、ちょっと不思議で、あたたかな気持ちになれる五つの物語。
一つひとつの物語が意外なつながりを見せ、必ずもう一度読み返したくなる一冊。
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