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ちいさいカブちゃん

枯葉の下から起きてきた5匹のカブトムシ。
一番最後に起きてきたのが体の小さいカブちゃんです。
のんびりしているカブちゃんは、他のカブトムシが木の蜜を食べにでかけたのに、出遅れてしまいます。
ようやくカブちゃんが蜜にたどりついたときには、カブトムシが自分たちだけで食べていました。
ちがう蜜を探しにでかけたカブちゃん。
でも、スズメバチに蜜をわけてもらおうと思っても「さっき食べていたでしょう!」と他のカブトムシたちと間違えられて追い返されてしまいます。
それから、カナブンやチョウにも蜜を食べさせて欲しいとお願いしても、誰もわけてくれません。
カブちゃんはもうおなかがぺこぺこです。
元気のないカブちゃんが歩いていると、小さい小さいありに出会いました。
ありは、カブちゃんに蜜をわけてあげようとしたのですが、そこに突然大きなカブトムシが現れて……。
小さくても一生懸命なカブトムシを応援したくなる一冊です。




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