ジャーナリスト梶川達夫がフランス旅行中の或る日、偶然に撮った一枚の写真…。<br />その背景に映っていた人物がセーヌ河で死体で発見された。<br />名画の贋作者であったこの人物がらみで次々に起こる不可解な暴力、脅迫、恋人の凌辱…。<br />梶川は大きな闇の力を感じ取り、敢然と立ちむかった。<br />家族や友人の生命を守り、自分の男としての誇りを守るために…。<br />著者ならではのバイオレンスロマンに一層磨きをかけた作品。<br />