ロックンロールミシン2009(小学館文庫)
社会人三年目の賢司は変わりばえのしない仕事に燃え尽きぎみ。
彼女もいて傍目には悪くない生活に見えたが…。
フリーターをしていた高校時代の友人・凌一が仲間達とインディーズブランドを立ち上げることになった。
戦略ゼロながら熱く服づくりに励む彼ら。
ファッションにまるで興味がないものの、ほとばしるエネルギーに圧倒され、賢司は次第に重要なメンバーとして頼りにされる存在になっていく。
1998年度三島由紀夫賞を受賞、2002年に行定勲監督により映画化された作品を全面改稿、大幅加筆。
ミシンと糸が紡ぎ出すロックな「青春ワーキング小説」決定版。
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